中学3年生が1学期の間に勉強すべきこと|5つの提案

受験生生活が始まったけれど、

相談
  • 何を勉強すれば良いのかわかりません。
  • 部活も忙しい中で、どのように勉強に取り組めば良いのでしょうか。
  • 中3の授業とのバランスはどうすれば良いでしょうか。

などと相談されることがあります。

確かに「とにかく勉強しろ」と言われても何をどう勉強したら良いのか、わからなくなってきますね。

親御さんも対応に困ることはないでしょうか。

高校受験は多くの生徒さんにとって、まだその親御さんにとって初めての経験です。

戸惑いは当然です。

それでこの記事を記しました。

この記事を読めば以下のことがわかります。
  • 高校受験を予定している中3が、1学期に何に取り組めば良いのか
  • 1学期の勉強をどう捉えれば良いのか。

以下、勉強すべきこととして5つの提案をします。

よしのせんせい
よしのせんせい

よしのせんせい と申します。

札幌で個別指導塾の代表講師をしています。

塾講師家庭教師歴29年。指導人数80名ほど。

中学受験・高校受験・大学受験指導をしてきました。

タイの中高一貫校で日本語講師をした経験があります。

勉強すべきこと

提案1:中3の勉強についていく。

これだけで良い、と言ってもいいくらいです。最優先に考えてください。

なぜなら、定期テストの成績が大切だからです。

北海道は通信簿の点に基づいて学習点とランクが定められます。

学習点が高いほど、受験に有利です。受験校を選びやすくなります。

逆に学習点が低いとかなり不利になります。受験当日、失敗できないプレッシャーが強くなります。

特に中3の成績は学習点に大きく影響してきます。

学習点を上げることは立派な受験勉強・受験対策です

よしのせんせい
よしのせんせい

まずは、中3の進度にしっかりついていって定期テストの点を挙げることを目指してください。

提出物はきちんと提出し、小テストなどにも力を入れて取り組んでください。

でもこれでは中1-2の勉強と変化がないのではありませんか。

よしのせんせい
よしのせんせい

確かにそうですね。

でも不安になる必要はありません。

1学期の間はそれでOKです。

中3の勉強は中1-2の勉強がベースになっています。特に英語、数学、国語についてはそう言えます。

中3の勉強に集中しすぎて、中1-2の単元がボロボロになる、ということはありませんので、安心してください。

理科、社会(地理・歴史)は中1-2のまとまった復習が必要ですが、夏休みに入ってからで良いでしょう。

提案2:英単語の復習をする。

中3の単元についていくことに余裕があるなら、英単語の復習に取り組んでみましょう。

教材は学校のワークで十分です。

各単元に新出単語がまとめられているページがあるはずです。

そのページを使いましょう。

最初は英→日へ、英単語の意味を確認するテストを繰り返しましょう。

スピーディーに繰り返すのがコツです。

書く必要はありません。英単語を見て、口頭で意味を唱えるだけでOKです。

アプリを活用するのも良いでしょう。

次に日→英へ、英単語のスペルを確認するテストを繰り返します。

これは実際に「書く」べきです。ノートに繰り返し練習することが必要です。

セルフチェックのために必ずテストをします。

提案3:漢字練習を行う

さらに余裕があるなら、漢字の復習を行いましょう。

中1-2の学校のワークの漢字のページを復習しましょう。

要領は英単語に似ています。

まずは「読み」に取り組みます。

読みを書く必要はありません。英単語同様、口頭で唱えていけばOKです。

スピーディーに繰り返しましょう。

次に「書き」です。

「読み」と同様、中1-2の学校のワークを活用してください。

これは実際に書くことが必要です。

よしのせんせい
よしのせんせい

北海道の公立高校入試の場合、「書き」は小学生レベルで十分、と言われています。

それだけに落とせません。

得点源にしたいですね。

「読み」「書き」共通することとして、ただ何回も繰り返すのは効率が良くありません。

テストをするつもりでワークの問題を解くことを繰り返してください。

特に、読めない漢字、書けない漢字を練習します。

去年までの学校のワークを無くしてしまったようなんです。

もともとたくさん書き込みがしてあって、繰り返し使うのが難しいと思います…。

よしのせんせい
よしのせんせい

学校のワークはすでに書き込みがたくさんあって、使い古して使いにくいという人には、漢検のテキストを活用することをお勧めします。

5-3級を目安に、解いてみましょう。

受験する必要はありません。テキストを解くだけで十分です。

提案4:計算問題に取り組む

数学に苦手意識がある、少しでも復習しておきたい、という人は、計算に特化した薄い問題集をやり遂げましょう。

正負の数の計算、単項式の計算、多項式の計算、1次方程式の計算、連立方程式の計算などを曇りなく、自信を持って解けるかどうかを確認します。

小数計算、分数計算で怪しいところがある人はすっきりさせたいですね。

関数や図形は夏休みに入ってからでOKです。

提案5:理科・社会は後回し

気になるとは思いますが、理科・社会は思い切って夏休みに本気を出しましょう。

余力があれば復習して欲しいですが、1学期は中3単元優先で進めましょう。

1学期の勉強の考え方

本格的な受験勉強は夏休みから

よしのせんせい
よしのせんせい

夏休みの夏期講習でより良いスタートをするために今準備しておく、という感覚で良いと思います。

上記の提案を当てはめれば、ある程度基礎が固まった状態でスタートできます。

中1-2の基礎がしっかりしていて、中3内容がしっかりと身についている状態ですね。

1学期(前期)の成績が良いなら余裕を持って、夏期講習に取り組めます。

復習内容を忘れてしまっても気にしないで

1学期に復習したことを忘れてしまっても気にしないでください。

ただし、一度真剣に覚えようとしたことは思い出しやすいものです。

忘れたり、覚えたりを繰り返すうちに定着します。

最初から全部覚えないとダメだと気負わないでください

まとめ

1学期は本当に忙しい。

学校行事が多く、部活動も集大成の大会が組まれていて、それらも大切にしたいですね。

生徒のみなさんには、友情を育み、青春を謳歌して欲しいです。

やるべきことに一定の目安があれば助かると思い、このコンテンツを記してみました。

ご参考になれば幸いです。

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